2017年08月14日

シンガポール版SDU!?

え~...お久しぶりです^^;

前回の投稿からかな~り時間が空いてしまいました...。

色々とありまして暫くお休みしていましたが、今月からボチボチ再開していこうかと思います。

さて、今回はかなり前から温めていたネタ...香港SDUに次ぐお気に入りの警察特殊部隊について紹介します。

その部隊とは東南アジアの都市国家シンガポールの警察特殊部隊STARです。


2000年代初頭にシンガポール警察が制作した隊員募集広報映像。

STARとはSpecial Tactics And Rescueの略称で、日本語に訳すと特殊戦術及び救助部隊となります。シンガポールの公用語の一つである中国語では警察特工队と表記します。

シンガポール警察で暴徒鎮圧や対テロ作戦を担当するSOC(Special Operations Command:特殊作戦司令部)の隷下に置かれ、一般警察官では対処が困難な重火器を使用した凶悪事件や人質事件、ハイジャックなどのテロ事件の対処を任務としています。

我が国の警察で言うところのSAT(特殊急襲部隊)のような部隊です。

元々は1978年3月に創設されたPTT(Police Tactical Team:警察戦術部隊)という、事件発生時に臨時に編成されるパートタイム制の部隊でしたが、1980年代~1990年代の初めにかけて警察内で常設の特殊部隊の編成を望む声が高まり、1993年11月にSTARに改編されました。



(画像:Singapore Police Force - Recruitmentより引用)


(画像:Singapore Police Force - Recruitmentより引用)


(画像:Singapore Police Forceより引用)

こちらはシンガポール警察のFacebookサイトに掲載されているSTAR隊員の画像です。

黒とODのアサルトスーツに旧ロアフレームのMP5A3、非番中に緊急招集されて私服のまま出動するところなど...なんとな~くSDUっぽく見えません?

それもそのはず、STARは1993年の創設時にSDUから技術支援を受けていまして、装備や訓練などはSDUの影響を強く受けています。謂わばシンガポール版SDUとも言うべき部隊でしょうか。

シンガポールは香港と同じく英国の植民地だった関係で警察同士の交流もあり、訓練を受けやすかったのでしょう。STARと同じSOC隷下のPTU(日本の機動隊や銃器対策部隊に相当)やPCG(警察沿岸警備隊)のSTS(特殊戦術中隊)という部隊も香港警察の同種部隊と交流があります。

SDUとは1998年から隊員交換プログラムを実施して頻繁に交流を行っているほか、オーストラリア陸軍SASR、ドイツ連邦警察局GSG-9、イスラエル国境警察YAMAM、フランス国家警察RAID等の各国の軍、警察系特殊部隊とも交流があります。






こちらはフランスのドキュメンタリー番組「L'Insider」で放送されたSTARの訓練映像です。

ちなみにレポーターを務めているのは映画「96時間/リベンジ」でリーアム・ニーソン演じる無敵オヤジと戦っていたアラン・フィグラルツさんという、フランスの俳優さんです。

隊内には潜水部隊があったり、動画には映っていませんが野戦も行うようで、SDUと同様、LEというより、パラミリやミリタリーの対テロ部隊に近い性質を持っているようです。



(画像:Singapore Police Force - Recruitmentより引用)

細かな個人装備ですが、MICH2000ヘルメット、ESS社のPROFILE NVGゴーグル、PELTOR社のCOMTACヘッドセット、HATCH社のオペレーターグローブ、腰回りのベルトキットにはSAFARILAND社の6005ホルスター、BLACKHAWK社、台湾のJ-TECH社やMAGFORCE社のナイロン製ギアと思われるものが使用されています。

プレートキャリアーはSERT社のSHADOWというモデルです。

日本では聞きなれないメーカーですが、STARの他にアメリカ海兵隊、FBI-HRT(連邦捜査局人質救出部隊)、 DEA(麻薬取締局)、マレーシアPASKAL(海軍特殊作戦部隊)等の各国の軍、法執行機関に納入実績があるそうです。

アサルトスーツやベルトキットの一部(MP5用マガジンポーチなど)は調べても見つからなかったので、恐らくシンガポールの軍や警察に専門に装備を製造している、ローカルメーカーの製品かと思われます。

銃器類はMP5A3が主力火器として使用されていますが、現行のF型の使用も確認できます。近年は防弾ベストなどを着用した重武装犯の対処用に国産のSAR21やFN社のSCARアサルトライフルも配備されているようです。拳銃は過去にはGLOCKやSIGが使用されていましたが、現在は上の画像に写っているスイスのSphinx Systems社のSphinx3000という珍しいモデルを使用しています。



シンガポール警察の広報番組「Crime Watch」で放送されたPTUの広報映像。

...さて、何時ものごとく日本では知名度皆無なマイナー特殊部隊の紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?

実はSTARについては数年前にミリブロに開設していた旧ブログでも紹介したことがありましたが、当時は情報が少なく中途半端な内容になってしまい、いつか改めて紹介したいと思っていましたが、近年シンガポール警察がSTARの情報を公開するようになり、資料も手に入った事で、ようやく紹介する事ができました。

シンガポール警察には今回紹介したSTARの他に上記のPTUやSTS、要人警護を任務とするSecCom、ネパール山岳民族の所謂グルカ兵で構成されるGurkha Contingent(グルカ分遣隊)、さらにそのグルカの中にもSTARのような特殊部隊があったりと、特殊な部隊が結構あるので、いずれ紹介してみたいと思います。

  

Posted by 飛虎  at 21:25Comments(0)世界の警察系特殊部隊

2016年12月04日

FPSゲーム「レインボーシックス シージ」にSDUが登場!?

ネットで調べごとをしていたら気になる情報を見つけました↓

『レインボーシックス シージ』“Year 2”のロードマップが公開 スペイン、香港、ポーランド、韓国が参戦決定(ファミ通.comより)

世界各国の特殊部隊員となってテロリスト達と戦うFPSゲーム「レインボーシックス シージ」に来年行われる大型アップデート配信で新たに韓国、スペイン、香港、ポーランドの特殊部隊が追加予定との事。

現時点では「香港の特殊部隊」が追加と発表されただけで、まだどの部隊が登場するのか不明のようです。対テロ部隊をテーマにしたゲームなので、CTRUの可能性もありそうですが、知名度的にSDUの追加が濃厚かと思います。本作にはSDUの師匠であるイギリスSASも登場していますし、彼らとの交流もありそうですね。



公式サイトで公開された画像に登場する隊員達は国旗に隠れて詳しい装備はわかりませんが、SDUだとすると、どの年代の装備が再現されるのか気になります。

先に登場したSASやGIGN等は部隊によって再現している装備の年代がバラバラだったり、装備がゲーム用にアレンジされて現実と少し違っているようですが、SDUはどうなるんでしょう?



個人的には多少のアレンジはあっても構いませんから、現行の装備より上の画像のような90年代~00年代初め頃のSAS式の装備を再現してほしいですね。

ただ、Ubisoftはフランスのメーカーなので、ちょっと不安もあります。

以前紹介したアメリカ映画「ブラックハット」のように、海外で制作された作品では制作者が香港と中国の違いについて理解していない事が殆どなので、間違えて中国や台湾の特殊部隊の装備を再現しないよう祈ります^^;

まあ、上の画像では国旗が中国の五星紅旗ではなく、ちゃんと香港の特別行政区旗が再現されていますし、しっかり調べているようで安心・・・かな?

この作品、私がプレイした事がある初期のレインボーシックスシリーズとは作風が大分かけ離れてしまって、手を出していなかったんですが、SDUが登場するなら買っちゃいましょうかね。

香港部隊の追加は来年の5月頃とまだ先の話ですが、今から楽しみです。詳細が発表されたらまた記事で取り上げようと思います。  

Posted by 飛虎  at 18:33Comments(0)SDU

2016年12月02日

復活しました。

久々の更新です。

10月から私生活で立て続けにトラブルが起こり、ブログの方も記事がうまく書けず、ネタもなかなか思いつかずで、精神的に参ってしまって放置状態になってました。落ち着いてきて時間に余裕もできたので今月から更新再開です。

それと10月の初めにブログをリニューアルして今後はサバゲー関係の記事を中心に投稿していくと書きましたが、考え直して今まで通りSDUや香港警察の記事を中心に投稿していきます。  

Posted by 飛虎  at 19:24Comments(0)その他

2016年09月30日

U.S.マリーンとホンコンポリス



先週、テレビ東京の午後のロードショーで放送された映画「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」を見ました。

クリント・イーストウッド演じる鬼軍曹ハイウェイが落ちこぼれの新兵達を一人前に海兵隊員に鍛えあげていくお話。初めて見たんですけど、なかなか面白かったです。

1986年公開の作品なので作中に登場する海兵隊員達はウッドランド迷彩にM16の懐かしい装備を使ってます。

個人的に今時の米兵さんの装備は好きじゃないんですが、こういう80~90年代頃の古い装備は大好きです。この趣味にハマった当時(1998年頃)は雑誌や映画でこういう装備を見かける事が多かったので、未だに米軍というとウッドランド迷彩にM16のイメージが強かったりします。

あと、セガール大先生の「暴走特急」でテロリストのリーダーを演じたエヴェレット・マッギルさんが海兵隊の役に立たない上官役で出演されていてビックリface08

この方、映画で全然見掛けないので出演は「暴走特急」だけだと勝手に思い込んでましたが、調べてみると007とかいろいろな作品に出演されてました^^;

で、今回お話ししたいのは作中で流れた「Semper Fidelis」という曲について。



John Philip Sousa(ジョン・フィリップ・スーザ)さんという方が1888年に作曲されたアメリカ海兵隊の公式行進曲です。

題名のSemper Fidelisはラテン語で「常に忠誠を」という意味だそうで、Semper Fi!(センパーファイ)とも言い、海兵隊の標語にもなっているそうです。

どうでもいい話ですが、センパーファイと聞くとメタルギアソリッド2を思い出すのは私だけでしょうか?



それで、この曲は2009年に行われた香港警察学校の卒業式で警察音楽隊が演奏していた曲なんですよ。6:03~8:35に流れています。

ずーっと曲名が分からず、もう7年近く探し続けて諦めかけていたので、作中で流れた時は興奮しちゃいましたよw

ご存知の通り香港はイギリスの植民地でしたので、警察音楽隊にはバグパイプ隊があったりと、イギリスの軍楽隊の影響を受けています。演奏される曲もイギリスの軍歌、行進曲、民謡などが多く、この曲もてっきりイギリスのものかと思っていましたので、まさかアメリカ海兵隊の曲とは思いもしませんでした・・・。

しかし、香港警察の音楽隊が何故アメリカ海兵隊の曲を演奏しているのか?と疑問が湧きましたが、そういえば香港警察はアメリカ海兵隊と交流がある事を思い出しました。



上の画像は香港に寄港したアメリカ海軍のミサイル駆逐艦グリッドレイ。

あまり知られていない?気がしますが、アメリカなど外国の軍艦が補給や休暇のため香港に寄港する事は植民地時代からありまして、中国返還後の現在も中国政府の許可が下りれば寄港する事が出来ます。まあ、過去には政治的な問題で許可が下りず、入港を拒否された事もあるそうですが・・・。

その際、市民との交流のため軍艦を一般開放して見学できるようにしたり、香港政府機関との交流が行われる事があります。多分この時に海兵隊の音楽隊から教えてもらったのかもしれません。



香港警察は様々な部隊が海兵隊と交流がありまして、当ブログで取り上げている特殊部隊SDUもFAST(艦隊テロ対策保安部隊)というテロ対策部隊と合同訓練を行っています。

ちなみに上の画像では白人の隊員さん(黒のアサルトスーツを着た人)が映っていますが、香港警察では中国返還前に採用された外国籍(イギリスやオーストラリア等のイギリス連邦諸国出身者)の警察官は返還後も引き続き勤務できる事になっているので、現在でも百人程の外国人警察官が勤務されています。



FASTはSDUの他に水警總區(水上警察)のSBUという部隊とも訓練を行っています。

SBUは日本で言うところの海上保安庁の特警隊(特別警備隊)のような部隊で、重火器で武装した密輸業者など海上の凶悪犯罪者の取り締まりを任務としています。



海兵隊の他に海軍の部隊とも交流があります。上の画像は爆炸品處理課(爆発物処理課)から爆弾処理ロボットなどの装備品の説明を受ける海軍EOD(爆発物処理部隊)の隊員さん。



警察の他に以前の記事で紹介した香港政府の警備・救助航空隊GFSも軍艦への離着陸訓練や捜索救難訓練などを行っています。

とまあ、今回はこんな感じでアメリカ海兵隊と香港警察の意外な?繋がりについて紹介してみました。

話は変わりますが、来月でブログを始めて1周年になります。記念に何かしようとか特に考えていませんでしたが、最近はブログのリニューアルでもしようかと考えてます。  

Posted by 飛虎  at 16:50Comments(0)香港警察

2016年09月10日

続・ミニホンコンポリス!



つい先日、以前記事で取り上げた香港のスケールモデルメーカーTINYから発売された香港警察CTRU(テロ対策対応部隊)の1/18スケールフィギュアを購入しました。



このフィギュアは同社のスケールモデルやジオラマに合わせて作られていて、警察物はCTRUの他に軍裝巡邏小隊(制服警ら小隊)のパトロール警察官、交通總部(交通課)の白バイ隊員、PTU(機動隊)隊員が販売されています。

大きさは10cm程ですが、ベレー帽や制服の徽章、腰回りのベルトキットのポーチなど細かいところもしっかり再現されていて、なかなか良い出来です。お値段は二千円ちょっとでした。



階級が督察(警部)なので白の幹部用制服を着ていますが、上の画像のような水色の制服を着た一般隊員やフル装備の隊員も再現して欲しいですね。



あと、フィギュアの他に10月に発売される新作ミニカーのウニモグU5000装甲車(PTU仕様)も買っちゃいました。

上の記事でも書きましたが、ウニモグU5000装甲車はAT105サクソン装甲車に代わって2009年にPTUの装甲車部隊に導入された車両です。

買っといて言うのもなんですが、この車両は作業用トラックがベースなので、サクソンのような装甲車らしさが無くてあまり好きじゃないんですよね^^;個人的にはU5000やAT105の前に使用されていたFV603サラセン装甲車をモデル化して欲しかったです。  

Posted by 飛虎  at 20:40Comments(0)ホビー

2016年08月28日

密着!南ア警察特殊部隊24時

お盆休み中にYouTubeで懐かしい動画を見つけて一気に見ちゃいました。こちら↓



南アフリカ共和国の警察特殊部隊SAPS STF(South African Police Service Special Task Force:南アフリカ警察特殊任務部隊)の訓練や任務に密着したドキュメンタリー番組です。

全3話で多分90年代後半に製作された番組かと思われます。日本でも16,7年前に「世界まる見え!テレビ特捜部」で放送され、毎回食い入るように見てました。

最近は見ていないので知りませんが、当時のまる見えではフランスRAIDやアメリカSWATなど、海外の警察特殊部隊のドキュメンタリー番組をよく放送していました。番組スタッフに特殊部隊マニアでもいたんでしょうか?

SAPS STFは1976年に創設され、主な任務は一般警察官の手に負えない凶悪事件やハイジャック等のテロ事件の対処など。この点は各国の警察特殊部隊と変わりませんが、SAPS STFではそれらの任務の他に、隣国から越境してくる重武装のゲリラや密猟組織の対処も任務としており、当ブログで紹介している香港警察SDUと同じく、警察所属の特殊部隊でありながら、潜水や野戦など軍の特殊部隊と同様の技術を有しています。

また、南アフリカは1994年のアパルトヘイト廃止後に起こった失業問題により治安が急激に悪化、SAPS STFは頻発する凶悪事件に投入され、豊富な実戦経験があるそうです。

因みにスリランカにもSTFという同名の警察特殊部隊が存在しますが、南アSTFとの繋がりはありません。この部隊については気になる点があるので近々記事に書く予定です。  

Posted by 飛虎  at 16:46Comments(2)世界の警察系特殊部隊

2016年08月02日

珍しい格好です

日本のニュースサイトでも報じられていますが、先日香港の韓国領事館に北朝鮮の男性が亡命を求めて駆け込む事件がありました。

亡命を求めている人物は18歳の男子学生との事ですが、他にも北朝鮮軍の関係者という話もあるそうです。韓国領事館側は北朝鮮による報復の可能性もあるとして、香港警察に領事館周辺の警備を要請。香港警察はCTRU(テロ対策対応部隊)を派遣して警備を行っています。


(画像:蘋果日報(注意:音が出ます)より引用)

上の画像は目立たないよう私服で領事館周辺の警備に当たるCTRU隊員。通常は一般の警察官と同じ制服やマルチカム迷彩服などを着て活動するので、私服で活動する姿は珍しいです。

左の隊員のチラリと見えるホルスターはBLACKHAWKのSERPAです。個人的には腰の小型無線機?スマホ?用ポーチが気になります。香港警察御用達の装備品メーカーESKIかMIL-FORCEの製品かと思い調べてみましたが、どうも違うみたいです。隊員の私物なのかな?


(画像:蘋果日報(注意:音が出ます)より引用)

隊員達はリュックやバッグを持っていますが、蘋果日報のイラストによると中にはMP5が入っているらしいです。そういえば何年か前に5.11からこんな風にMP5をコンシールドキャリー(隠匿携帯)できるバッグが出てました。この他に手錠、特殊警棒も装備しています。  

Posted by 飛虎  at 21:31Comments(3)香港警察

2016年07月03日

香港SDU映画紹介④「飛虎奇兵 CITY HERO」


作品データ

原題:飛虎奇兵
英題:CITY HERO
邦題:香港スワット 野獣たちの陰謀

製作国:英国領香港

製作年:1985年

監督:デニス・ユー

出演:ディーン・セキ
   マーク・チェン
   マイケル・ウォン
   他

映画について

今回は1985年に香港で公開された映画「飛虎奇兵 CITY HERO」を紹介します。

この映画は香港映画で初めてSDUをテーマとして扱った、元祖SDU映画と言うべき作品です。

日本ではゲームメーカーの株式会社スパイクが展開していた香港映画レーベル「スパイクドラゴン」から「香港スワット 野獣たちの陰謀」のタイトルでDVDが販売されていました(タイトルに陰謀とか入ってますが、そういった描写は一切ありません^^;)

ストーリーはSDU入隊を目指す警察官達が鬼教官リーの厳しい指導に耐え、一人前のSDU隊員に成長していく姿を描いたもの。

鬼教官リー役に「男たちの挽歌Ⅱ」でルン役を演じたディーン・セキ、飛虎雄心飛虎でSDU司令官役を演じたマイケル・ウォンが新人隊員役で出演しています(本作が俳優デビュー作)

英国植民地時代に製作された作品という事もあり、当時の駐香港英国軍が撮影に協力しています。訓練シーンは英軍基地で撮影され、軍のランドローバーやウェセックス・ヘリコプターが登場しています。

劇中に登場するSDU隊員の武器や装備は実在のSDUの物とは多少異なり、飛虎雄心や飛虎と比べるとリアリティに欠ける点もありますが、派手な爆発に銃撃戦、所々入るコメディシーンなど、80年代香港映画独特の雰囲気が観られる作品です。

次回は番外編で「重裝警察 HIT TEAM」を紹介します。  

Posted by 飛虎  at 20:27Comments(2)SDU

2016年05月21日

高度戒備



タイトルの「高度戒備」は広東語で「厳戒態勢」という意味。今週17日~19日の3日間、中国共産党の全人代常務委員長・張徳江氏が経済会議出席のため香港を訪れ、現地では数千人の警察官を動員し、厳戒態勢が敷かれました。



訪港した張徳江氏の身辺警護を担当したのが香港警察の要員保護組、通称G4という部隊。

英語での正式名称はVIP Protection Unitといって、その名の通り要人の警護を任務とする、アメリカのシークレットサービスのような部隊。1974年に創設され、SDUと同じく英国軍特殊部隊SASから指導を受けています。

通称のG4は英国植民地時代に所属していた皇家香港警察の政治部(英名:Special Branch)G部門4課に由来します。

政治部は諜報、テロ対策、中国や台湾等の外国工作員の摘発を行っていた部署で、創設には英国情報機関(MI5、MI6)が関わり、MI5の香港支部としても機能していたそうです。中国返還前の1995年に解散、一部任務を引き継いだ保安部という部署が新設され、G4も現在はこの部署に属しています。


(画像:蘋果日報より引用)

こちらは張徳江氏が宿泊するホテルの外で覆面車両に乗り待機するSDU隊員。身辺警護はG4が担当しましたが、SDUも非常時に備え待機していました。  

Posted by 飛虎  at 21:58Comments(2)香港警察

2016年05月05日

DAM TOYS SDU 第2弾


1/6ミリタリーフィギュアメーカーDAM TOYSから、昨年紹介した黒装備の隊員に続き、マルチカム装備の隊員の製品化が発表されました。

黒装備版はパーツが間違いだらけで微妙なんて書きましたが、今回もツッコミ所が・・・^^;


因み前作と同じく、2014年の九龍湾団地立てこもり事件に出動した隊員がモデルです。


まずフィギュア本体と装備品。パンツはジーンズと短パンの2種類、武器は3種類、突入用工具などが付属していて、前作と比べると豪華な内容になってます。


ヘッド。前作は香港俳優の劉德華(アンディ・ラウ)がモデルでしたが、今作は同じく俳優の吳彥祖(ダニエル・ウー)がモデルっぽいです。

日本で有名な出演作品は「美少年の恋」や「香港国際警察/NEW POLICE STORY」でしょうか。SDU役は演じていなかったと思いますが、刑事や制服警察官役をよく演じています。

いずれ詳しく紹介する予定ですが、先日中国で行われたホビーエクスポで、同じ1/6ミリタリーフィギュアメーカーSOLDIER STORYからSDUの製品化が発表され、こちらのヘッドも吳彥祖がモデルとなっていました。


ベルトキット。前作ではちゃんとSDU正式採用の香港タクティカルギアメーカーPA Systemのマグポーチが再現されていましたが、今回は何故かSDUでは使われていないBLACKHAWKの3連SMGマグポーチに変更・・・。レスピレーター(ガスマスク)バッグは前作の灰色旧型ではなく、黒色になっているので現行型か!と思ったんですが、よく見るとSDU用ではではなく、同じ警察内の対テロ部隊CTRUで使われているバッグでしたface07


武器はH&K HK53、MP5K、GLOCK17の3種類が付属。HK53が配備されていたのは90年代~00年代初め頃までで、現在はG36KVやSIG516が使われてますんで、もう退役しているんじゃないかと。最近の映像や画像見ても使われてるのは見た事ないです。GLOCK17のフラッシュライトは実際に使用されているのはITIのM3ライトなんですが、SUREFIREのX300になってます^^;

他にも細かな間違いがありますが、目立つのはこれくらいですかね。

いろいろケチつけましたが、これはこれでカッコ良いですね。前作は結局買わなかったんですが、今作はちょっと欲しいなと思い始めてます。  

Posted by 飛虎  at 21:06Comments(2)SDU