2017年12月09日

資料が増えました。


今回はちょっと前に某BOOKなOFFで入手した古本「世界の特殊部隊」を紹介します。

こちらは2000年(もう17年も経つんですね...(^^;)にデルタ出版より発売された特殊部隊の専門書です。

世界各国の軍・警察系特殊部隊、小火器、個人装備、機材、戦術などの解説の他、「エンテベ空港奇襲作戦」や「在ペルー日本大使公邸占拠事件」といった、過去に発生したテロ事件の歴史についても解説されています。

特殊部隊の解説はアメリカ等の有名どころだけでなく、ヨーロッパやアジアのマイナーな部隊についてもそこそこ解説されていまして、未だ謎の多い北朝鮮の特殊軍団や当時はまだ秘密のベールに包まれていた我が国の警察特殊部隊SATについても解説されていました。

著作権の問題もありますので中を写した画像は投稿できませんが、当ブログで取り上げている香港警察のSDUも画像付きで解説されていました...


が、解説文には「彼らの教官はイギリス領時代に駐留していたグルカ特別攻撃隊とか書かれていました...( ゚д゚)


デルタ出版さん、教官はグルカじゃなくてSASです(-_-;)


軍関係には詳しくないのでよく分かりませんが、そもそもグルカ兵部隊に特別攻撃隊なんて部隊あるんでしょうか?ググってもまったく引っ掛かりませんでしたが。

これに限らず部隊名や解説文の間違いが多く、古本の癖にお値段が千円ちょっともするので、買うか迷いましたが、SDUの他にもう一つ気になる部隊が掲載されていまして、結局買ってしまいました。

で、その気になる部隊というのが、アメリカ・シカゴ市警のHBTです。



HBTとはHostage Barricade Terrorist teamの略称で、日本語に訳すとしたら人質、籠城、テロ事件対処部隊...とでも言いましょうか。2000年代前半頃に解散、SWATに再編成?されてしまったようで現在は存在しないみたいですが、かつてシカゴ市警内に編成されていた特殊部隊です。

なぜ気になるのかと言いますと、サバゲーマー時代に米SWAT装備に入れ込んでいた時期がありまして、その時にSFPD(サンフランシスコ市警)のSWATであるTACTICAL UNIT(戦術部隊)の装備と共に集めていたのが、このHBTだったんですよ。

もっとも、こちらは情報が少なすぎる事や予算の問題もありまして、結局挫折してしまったんですが...(涙)

この部隊、有名なLAPD(ロサンゼルス市警)のSWATには及びませんが、映画やテレビドラマにもそこそこ登場していまして、上の動画のサミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペイシー共演の1998年の映画「交渉人」や1990年代に放送され、日本でも大ヒットしたテレビドラマ「ER緊急救命室」シリーズにも端役でたまに登場していました。あとデンゼル・ワシントンの映画にも出ていたような...(タイトル忘れた)

当時ERにハマっていて、作中に登場したHBTを見たのがきっかけで興味を持った覚えがあります。

因みに「交渉人」に登場するHBT隊員の装備はPASGTヘルメットにネイビーブルーのBDU、ポイントブランクのMRVに武器がMP5シリーズといった撮影当時のLAPD SWAT風の装備になっていますが、実際のHBT隊員はシカゴ市警の制服(または私服か黒のBDU)に防弾バイザーが装着可能なジェットタイプのヘルメット(恐らくドイツGSG-9で採用されていた物と同型)、黒のモジュラーボディアーマーに武器がスターム・ルガーのミニ14となっていまして、劇中の装備とはえらく異なります。

しばらく前に見たのでうろ覚えですが、確かDVDの特典映像にLAPD SWATの交渉人のインタビューが入っていたので、恐らく製作にLAPD SWATが協力していて、その影響でああいった装備になったのかもしれません。

前述の通り誤記などの不満点もありましたが、HBTのようなマイナーな部隊や私の大好きな80~90年代の特殊部隊の画像も多く掲載されていたので、なかなかいい買い物ができました(^^♪

  

Posted by 飛虎  at 18:24Comments(2)世界の警察系特殊部隊その他

2017年11月18日

I.P.S.C.のジョーさん!!



最近YouTubeで見つけた競技射撃IPSC(国際実用射撃連盟)の香港出身シューター、JoeCheung(ジョー・チャン)さんの動画です。

ジョーさんはIPSCの香港大会で優勝経験を持つプロのシューターとして活動する傍ら、俳優、銃器コンサルタントとして香港映画界でも活動されていた御方です。



以前、当ブログでも紹介したSDUをテーマにした映画「飛虎シリーズ」(飛虎雄心飛虎)では銃器コンサルタントとして俳優陣に銃器取り扱い指導を行い、SDUの教官、副隊長役として劇中にも出演されています。

また、上の動画内でも紹介されていますが、2000年にはIPSCをテーマにした故レスリー・チャン主演の映画「ダブルタップ」の製作に関わり、レンジオフィサー役として劇中にも出演されています。

この他、以前紹介した映画「スナイパー:」の監督を務めた香港のマイケル・マンことダンテ・ラム氏と組む事が多く、監督のデビュー作である「G4 特工 OPTION ZERO」では政治部実働部隊の副隊長として劇中に出演、「重装警察 HIT TEAM」では銃器コンサルタントとして製作に関わっています。

2000年代前半以降の映画では見かけなくなり、IPSCの方でも活動されているといった話も耳にせず、もう引退されてしまったのかな?と思っていたので、動画を見つけた時は嬉しくて小躍りしそうになりましたw

少々お年を召されたようですが、まだまだお元気そうで安心しました(^^)年齢的に警察官の役は難しいと思いますが、また映画の世界でも活躍してほしいですね。

  

Posted by 飛虎  at 19:33Comments(2)映画・ゲーム・本

2017年11月17日

いつの間にやら2周年。

前回の記事を投稿した後に思い出しましたが、今年の10月でブログ開設から2周年を迎えました。

諸事情あって更新が止まっていた時期もありましたが、まさかこれほど長く続けるとは思っていなかったので、正直自分でも驚いていますface08

覚えている方はいらっしゃらないと思いますが、実は8年程前にもミリブロさんの方で「How did you spend your day ?」というSDUと米SWATのファンブログを開設していたのですが、こちらはわずか1年ちょっとで閉鎖してしまったので、今回は最長記録を更新しました。

ここまで続けてこれたのも、ひとえにいつも見てくださっている方、コメントをくださる方のおかげですm(__)m

前のブログでは主に香港など海外からのアクセスが多く、コメントも香港のSDUファンの方からよく頂いたのですが、最近のSDUはFPSゲームに登場したり、香港警察が広報活動に力を入れている影響もあってか、日本でもじわじわと知名度が上がりつつあるようで、日本から検索をして来てくださる方やコメントを下さる方も増えて嬉しい限りです。

昨今のSDUは全身マルチカム一色の装備に更新が進み、私が興味を持った1990年代~2000年代前半頃のSAS-CRW風の姿とはかけ離れてしまい、SDU以外の特殊部隊(一応SDU専門のブログなので殆ど書いていませんが、日本やシンガポールなどアジア各国の警察特殊部隊、米警察の各SWAT部隊にも興味があります。)への関心が再熱した事もありまして、正直なところ私自身はSDUに対する興味が薄れつつあり、最近はこのままブログを続けるべきか考えてしまう事もあります。

ですが、90年代~00年代前半頃のSDUは今でも大好きですし、先日始めたばかりのグッズ紹介など、ネタがある限りは更新を続けていく予定ですので、今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

  

Posted by 飛虎  at 18:05Comments(0)その他

2017年11月11日

香港SDUグッズ紹介②~水鬼隊部隊章パッチ~

香港SDUグッズ紹介、第2回の今回はこちらの↓



水鬼隊の部隊章パッチを紹介します...

が、ウチのブログをよく覗いてくださっている方は水鬼隊をご存知だと思いますが、「水鬼隊って何?」という方も多いと思いますので、パッチの前にまずは水鬼隊について簡単に説明します。

水鬼隊については以前投稿したSDUの解説記事「香港警察SDUとは?」でも書きましたが、正式名称を水上攻擊隊、英語ではWater Team又はWater Assault Teamと言って、陸上での任務を行うSDU本隊の攻撃隊とは別に、海上で発生した凶悪犯罪やテロ事件の対処を任務として1981年に創設された海洋作戦専門部隊です。

陸の攻撃隊は英陸軍の特殊部隊SASから直接指導を受けたアジア版SASとも言うべき部隊ですが、対する水鬼隊はアジア版SBSと言うべき部隊で、創設時に英海兵隊の特殊部隊SBS(Special Boat Service:特殊舟艇部隊)から指導を受け、水上及び潜水戦技術を叩き込まれています。

2000年に陸上の攻撃隊に統合され解散しましたが、その後、2000年代中頃にSDU本隊の支援班内にMCTBT(Maritime Counter Terrorism Boat Team:海洋テロ対策小艇隊)という後継に当たる部隊が編成されています。

さて、それではパッチの紹介に移ります。

このパッチは暫く前に海外のオークションサイトにて入手した物です。実際に水鬼隊の関係者に配布された実物か、それともレプリカ品なのか、どちらかは不明ですが、作りはしっかりしていますし、レプリカを出すメーカーがあるとは思えないので、多分実物だと思います。



まず表面から見ていきましよう。デザインは基本的に第1回で触れたSDU本隊の部隊章に似ていますが、中央にはガスマスク姿の隊員ではなく、MP5kを持った潜水装備の隊員の姿が刺繍されています。

下部の「HONG KONG POLICE」には英王室を意味するROYALが付いていないので、中国返還後~部隊が解散する2000年まで使用されていた物と思われます。



続いて背面です。ベルクロなどは付いておらず被服に張り付けることはできません。

今でこそアサルトスーツやコンシャツにチームパッチをくっ付けているSDUですが、2010年代前半頃までこういった部隊名が刺繍されたパッチは被服に一切付けていませんでした。

次回はSDUの12インチアクションフィギュアの紹介を予定していますが、まだ文章も考えておらず、写真も撮影していませんので、投稿は暫く先になりそうです。

  

Posted by 飛虎  at 22:31Comments(2)SDUグッズ紹介

2017年10月22日

香港SDUグッズ紹介①~Murina SDU Tシャツ~

突然ですが今回から新企画「香港SDUグッズ紹介」を始めます。

いやぁ、プロフ欄に「SDUの12インチフィギュア、部隊章などのグッズ収集を行っています。」とか書いてる癖に全然グッズ紹介してねーじゃねーか!と思いまして(;^ω^)

フィギュアとかワッペンとかいろいろとあるので、いつか紹介せねばとは思いつつ、なかなかいい記事が書けず先延ばしにしていましたが、先日家の掃除をしていた際にサバゲーマー時代に購入した懐かしのSDUグッズが出てきたので、いい機会なので今回から始めようと思った次第です。

で、その出てきた物と言うのがこちらの↓



アメリカのTシャツメーカーMurina社製のSDU部隊章入りTシャツです。

これはサバゲーマー時代によく来ていた思い出の品です。以前、家の中を探しても見つからず、てっきり捨ててしまったと長年思い込んでいたので、見つけた時はビックリしました(;゚Д゚)自室ではなく何故か別の部屋の押し入れにしまってありました(^^;

確か10年程前に北海道のミリタリーショップ「キャプテントム」で購入した物です。

発売時期は1990年代頃と思われますが、恐らく現在は廃番、国内で取り扱っている店はもう無いと思います。

国内ではキャプテントムの他、確か福岡のミリタリーショップ「SWAT」でも販売されていました。2003年か2004年頃のコンバットマガジンのミリタリーショップ探訪記事にSWAT店内のSDU装備特集コーナーでこのTシャツを持ったホルスターメーカー「TRW」代表の仙波氏(SAS&SDUファンらしいです)の写真が掲載されていた覚えがあります。

Tシャツの細部を見ていきます↓



左胸部分には「飛虎」とSDUの旧部隊章がプリントされています。部隊章は英王室を意味するROYALが付いた中国返還前のデザインです。



因みにこちらが本物の部隊章ですが、Tシャツの方はよく見ると「SPECIAL DUTIES UNIT」、「ROYAL HONG KONG POLICE」の書体が違っていたり、ガスマスク内に見える隊員の目が再現されていなかったりと、微妙にデザインが違います。



左肩部分にはSPECIAL DUTIES UNITS ROYAL HONG KONG POLICE(特殊任務部隊 皇家香港警察)のプリント。「UNIT」ではなく「UNITS」になってますね(^^;



背面の首元には「飛虎」と「S.D.U.」のプリントがあります。



メーカータグとサイズ表示など。MADE IN U.S.A.です。

実際のSDUでも隊員に部隊章がプリントされたTシャツが支給されていますが、先述の通り、このTシャツは部隊章のデザインが異なる点や部隊名の綴り間違いがあるので、支給品の可能性はまず無いです。

SWATやSEALsなど有名どころの特殊部隊のTシャツはよく見かけますが、アメリカでは知名度が高いとは言えないSDUのTシャツを何故アメリカのTシャツメーカーが販売していたのか、経緯が気になりますね...。

次回は部隊章のワッペンを紹介する予定です。

  

Posted by 飛虎  at 21:35Comments(0)SDUグッズ紹介

2017年10月13日

秋の夜長のお供に...


買ってしまいました...。

今月は余裕がないので来月にしよう...と考えていたのですが、たまたま立ち寄った書店で見かけて我慢できず(^_^;)

つい先日発売された香港のミステリー小説「13・67」の日本語版です。

数々の事件を解決に導き、「天眼」とあだ名される香港警察きっての名刑事クワン。彼の警察官人生を遡りながら香港社会の変化をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式のミステリー小説です。

日本の他、イギリス、アメリカ、韓国など各国で翻訳版が出版され、映画「恋する惑星」や「2046」で知られるウォン・カーウァイ監督が映画化権を取得するなど、話題の作品だそうです。

まだ少し読んでいませんが、なかなか面白いです。こういった推理系やミステリー系の小説は今まで読んだことがなかったので、正直楽しめるか不安でしたが、時間が経つのも忘れて夢中で読んでいました(^^;

他のページも適当にパラパラと捲ってみたところ、警察内の様々な部署(SDUも登場するみたいです)が登場するようなので、読み進めていくのが楽しみです(^^♪

推理系やミステリー系の小説ファンだけでなく、香港警察ファンにもオススメの一冊ですね。

  

Posted by 飛虎  at 21:00Comments(2)映画・ゲーム・本

2017年10月05日

SDUのプロモーション・ビデオ!?

昨日、香港警察の公式Facebookにて、SDUのプロモーション・ビデオが公開されました。

Facebookの動画は埋め込みができないみたいなので、動画のURLを貼ります→https://www.facebook.com/HongKongPoliceForce/videos/1597644296990195/

SDUは過去に制作された香港警察のプロモーション・ビデオに登場したり、警察の広報番組で紹介された事はありましたが、こういった本格的なPVが制作されたのは初めての事。ちょっと驚きましたface08



最近は警察官募集のポスターに登場したり、マスコミにも公開されるテロ対策演習に登場したりと、90~00年代と比べると露出が増え、広報活動にも力を入れている感じがします。

冒頭で挨拶しているのはSDUファンにはお馴染み、当ブログでも以前紹介した映画「飛虎シリーズ」(飛虎雄心飛虎)でSDU隊長役を務め、SDU役を多く演じている俳優のマイケル・ウォン兄貴です。

現在あちらでは兄貴も出演したSDUのテレビドラマが制作中らしいので、その関係で今回のPVに出演にしたのかも。

PVでは陸海空での様々な状況を想定した訓練の様子が映し出されていますが、個人的に気になったのが1:40頃から始まるハイジャック機への突入を想定した訓練の様子。こういった訓練は今まで公開された事がなかったので、非常に珍しいです。

因みにSDUの紹介記事でも書きましたが、ハイジャック対策訓練は香港国際空港内に駐機している旅客機を貸し切って行われています。

最近ではSIG516の陰に隠れて存在感が薄くなっていたMP5もバッチリ活躍していますね。まだまだ現役のようで安心しました(^^

あと、2:10頃に映る隊員達が装着しているガスマスクが気になります...。本家の英SASでも使用されているFM53でしょうか?確か昨年辺りの隊員募集ポスターでもそれらしきものが写っていたような覚えがあります。

現行装備はあまり好きではありませんが、こういう見せ方をされると、やっぱりカッコいいなぁ~と思ってしまいますな(^^ゞ

  

Posted by 飛虎  at 18:25Comments(0)SDUニュース

2017年09月15日

台湾の飛虎隊



こちらの動画は今年3月に台湾の「国家反恐訓練中心」(国家テロ対策訓練施設)で行われた台湾警察によるテロ対処訓練の様子。

当ブログ的に気になったのが1:44頃に登場する台湾の警察特殊部隊「維安特勤隊」の隊員達。タイトルや動画内に「飛虎隊」とある通り、香港の飛虎隊(SDU)のように、非番中に緊急招集された時の「私服のまま装備を身に着けた」格好をしています。

この部隊、基本的に制服で活動する部隊だったと思いますが、SDUを参考に私服勤務を取り入れたんでしょうか?

もっとも、こういった私服のまま任務にあたる姿は以前記事で紹介したシンガポールのSTARやインドネシアのDENSUS88、ドイツのSEKなど、アジアやヨーロッパ各国の警察系特殊部隊でもよく見られますんで、SDUの影響とは言い切れませんが。



ただ、90年代後半頃の画像では英国HIGHMARK社製の防弾ベスト(上画像左端の隊員)や香港MIL-FORCE社製のSDUベスト(90年代のSDUで使用されていた香港PA System社製アサルトベストのレプリカ)を着ていたり、10年程前に台湾のヤフーブログに開設されていた現役隊員のブログでは、RAF(Royal Air Force:英空軍)のパイロットグローブをはめて、腰に英軍のS10用レスピレーターバッグをぶら下げていたりと、明らかに90~00年代のSDUの影響を受けていると思われる姿をチラホラ見かけた事があるんですよね。

台湾は中国と対立していますし、香港も特区とは言え中国の一部ですから、台湾と香港の警察、維安特勤隊とSDUも人員交流は行っていない(実際聞いた事もないです)と思っていましたが、実は交流があったんでしょうか?ちょっと気になります。

  

Posted by 飛虎  at 19:22Comments(1)世界の警察系特殊部隊

2017年08月28日

コレジャナイS.D.U.

今回は以前投稿した記事で紹介したFPSゲーム「レインボーシックス シージ」の香港特殊部隊オペレーター追加についての続報です。

前回の記事で香港マップとオペレーターは今年の5月に行われるアップデートで追加される予定とお伝えしましたが、その後メーカー側の都合により8月に延期(さらに延期になり9月になったそうです)となり、先日ようやく海外の公式ページにてオペレーターとマップの情報が発表されました。



まず、マップについては「香港の廃テーマパーク」をイメージしたものが登場するようです。

香港のテーマパークと言えば「香港ディズニーランド」が有名かと思いますが、マップの元ネタは恐らく香港島の「香港海洋公園」と思われます。因みに現実の香港海洋公園は現在も営業しており、廃墟ではありません(^^;

施設の外観や内装はアメリカ風?なテーマパークですが、繁体字の看板やキョンシー?の人形など、所々「香港らしい」雰囲気がありますね。

個人的には九龍城のようなマップを期待していましたが、これはこれで良いマップだと思います。


続いて登場する特殊部隊について。


当ブログではCTRUの可能性も予想しましたが...



(画像:UBIBLOGより引用)

やっぱりSDUでした。まあ、知名度的にこちらしかないだろうと思っていましたが。

オペレーターは攻撃側のYING(女性隊員)と防衛側のLESION(男性隊員)の2名が登場します。

装備については一応、現実のSDU隊員やSDUの1/6フィギュアがモデルとなっています...ゲーム的なアレンジが強すぎてほぼ別物ですが(^^;




装備で思い出しましたが、昨年12月に香港オペレーターの追加が発表されてから、青い鳥のマークの某SNSなど、主に日本のウェブサイト上で、こちらの防弾フェイスマスクを被った特殊部隊をSDUと紹介している所を多々見かけましたが、この部隊は高空特種勤務中隊という台湾の特殊部隊で、SDUではありません(^^;



別の画像では隊員の戦闘服に台湾国旗のワッペンが付いてますので、明らかに香港の部隊ではない事が判るんですが...何故こんなデマが広まったのか謎です(;^ω^)




話を戻します。まあ、装備はまだマシな方でして...武器の方はオペレーターの予告映像にもチラッと映っていますが、Crye Precision社のSIX12散弾銃(´・ω`・;)エッ?とか...ノリンコ社のQBZ-95自動小銃などの中国製の銃器( ゚Д゚)ハァ?など...


現実のSDUで採用されている銃器は一つも登場せず、酷い有り様になっています(-_-;)


もう装備の中途半端な再現度も相まって、ものすごいコレジャナイ感が...前回の記事で「間違えて中国本土の特殊部隊の装備を再現しそう」と書きましたが、その悪い予感が残念ながら的中してしまいました( ;∀;)

マイナーなSDUを登場させてくれるのはファンとして嬉しいのですが、唯でさえ日本では前述のようにSDUを台湾や中国本土の特殊部隊と混同にされている方が多いのに、本作の影響でますますそういった方が増えそうだなと、正直辟易としております...。

オペレーターの経歴、装備、武器についての情報はまだ少ないので、詳しい情報が入り次第、改めて考察する予定です。  

Posted by 飛虎  at 20:10Comments(2)その他

2017年08月14日

シンガポール版SDU!?

え~...お久しぶりです^^;

前回の投稿からかな~り時間が空いてしまいました...。

色々とありまして暫くお休みしていましたが、今月からボチボチ再開していこうかと思います。

さて、今回はかなり前から温めていたネタ...香港SDUに次ぐお気に入りの警察特殊部隊について紹介します。

その部隊とは東南アジアの都市国家シンガポールの警察特殊部隊STARです。


2000年代初頭にシンガポール警察が制作した隊員募集広報映像。

STARとはSpecial Tactics And Rescueの略称で、日本語に訳すと特殊戦術及び救助部隊となります。シンガポールの公用語の一つである中国語では警察特工队と表記します。

シンガポール警察で暴徒鎮圧や対テロ作戦を担当するSOC(Special Operations Command:特殊作戦司令部)の隷下に置かれ、一般警察官では対処が困難な重火器を使用した凶悪事件や人質事件、ハイジャックなどのテロ事件の対処を任務としています。

我が国の警察で言うところのSAT(特殊急襲部隊)のような部隊です。

元々は1978年3月に創設されたPTT(Police Tactical Team:警察戦術部隊)という、事件発生時に臨時に編成されるパートタイム制の部隊でしたが、1980年代~1990年代の初めにかけて警察内で常設の特殊部隊の編成を望む声が高まり、1993年11月にSTARに改編されました。



(画像:Singapore Police Force - Recruitmentより引用)


(画像:Singapore Police Force - Recruitmentより引用)


(画像:Singapore Police Forceより引用)

こちらはシンガポール警察のFacebookサイトに掲載されているSTAR隊員の画像です。

黒とODのアサルトスーツに旧ロアフレームのMP5A3、非番中に緊急招集されて私服のまま出動するところなど...なんとな~くSDUっぽく見えません?

それもそのはず、STARは1993年の創設時にSDUから技術支援を受けていまして、装備や訓練などはSDUの影響を強く受けています。謂わばシンガポール版SDUとも言うべき部隊でしょうか。

シンガポールは香港と同じく英国の植民地だった関係で警察同士の交流もあり、訓練を受けやすかったのでしょう。STARと同じSOC隷下のPTU(日本の機動隊や銃器対策部隊に相当)やPCG(警察沿岸警備隊)のSTS(特殊戦術中隊)という部隊も香港警察の同種部隊と交流があります。

SDUとは1998年から隊員交換プログラムを実施して頻繁に交流を行っているほか、オーストラリア陸軍SASR、ドイツ連邦警察局GSG-9、イスラエル国境警察YAMAM、フランス国家警察RAID等の各国の軍、警察系特殊部隊とも交流があります。






こちらはフランスのドキュメンタリー番組「L'Insider」で放送されたSTARの訓練映像です。

ちなみにレポーターを務めているのは映画「96時間/リベンジ」でリーアム・ニーソン演じる無敵オヤジと戦っていたアラン・フィグラルツさんという、フランスの俳優さんです。

隊内には潜水部隊があったり、動画には映っていませんが野戦も行うようで、SDUと同様、LEというより、パラミリやミリタリーの対テロ部隊に近い性質を持っているようです。



(画像:Singapore Police Force - Recruitmentより引用)

細かな個人装備ですが、MICH2000ヘルメット、ESS社のPROFILE NVGゴーグル、PELTOR社のCOMTACヘッドセット、HATCH社のオペレーターグローブ、腰回りのベルトキットにはSAFARILAND社の6005ホルスター、BLACKHAWK社、台湾のJ-TECH社やMAGFORCE社のナイロン製ギアと思われるものが使用されています。

プレートキャリアーはSERT社のSHADOWというモデルです。

日本では聞きなれないメーカーですが、STARの他にアメリカ海兵隊、FBI-HRT(連邦捜査局人質救出部隊)、 DEA(麻薬取締局)、マレーシアPASKAL(海軍特殊作戦部隊)等の各国の軍、法執行機関に納入実績があるそうです。

アサルトスーツやベルトキットの一部(MP5用マガジンポーチなど)は調べても見つからなかったので、恐らくシンガポールの軍や警察に専門に装備を製造している、ローカルメーカーの製品かと思われます。

銃器類はMP5A3が主力火器として使用されていますが、現行のF型の使用も確認できます。近年は防弾ベストなどを着用した重武装犯の対処用に国産のSAR21やFN社のSCARアサルトライフルも配備されているようです。拳銃は過去にはGLOCKやSIGが使用されていましたが、現在は上の画像に写っているスイスのSphinx Systems社のSphinx3000という珍しいモデルを使用しています。



シンガポール警察の広報番組「Crime Watch」で放送されたPTUの広報映像。

...さて、何時ものごとく日本では知名度皆無なマイナー特殊部隊の紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?

実はSTARについては数年前にミリブロに開設していた旧ブログでも紹介したことがありましたが、当時は情報が少なく中途半端な内容になってしまい、いつか改めて紹介したいと思っていましたが、近年シンガポール警察がSTARの情報を公開するようになり、資料も手に入った事で、ようやく紹介する事ができました。

シンガポール警察には今回紹介したSTARの他に上記のPTUやSTS、要人警護を任務とするSecCom、ネパール山岳民族の所謂グルカ兵で構成されるGurkha Contingent(グルカ分遣隊)、さらにそのグルカの中にもSTARのような特殊部隊があったりと、特殊な部隊が結構あるので、いずれ紹介してみたいと思います。

  

Posted by 飛虎  at 21:25Comments(0)世界の警察系特殊部隊